わたしの舌に一言もないのに、 主よ、あなたはことごとくそれを知られます。
わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。
そして、口を開く前から、 私が何を言いたいかも見抜いておられます。
わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに 主よ、あなたはすべてを知っておられる。
神よ!あなたは知っている 私の言いたいことだって 口から言葉が出る前に
「無知の言葉をもって、 神の計りごとを暗くするこの者はだれか。
『無知をもって神の計りごとをおおう この者はだれか』。 それゆえ、わたしはみずから悟らない事を言い、 みずから知らない、測り難い事を述べました。
「いつまであなたは、そのような事を言うのか。 あなたの口の言葉は荒い風ではないか。
わが岩、わがあがないぬしなる主よ、 どうか、わたしの口の言葉と、心の思いが あなたの前に喜ばれますように。
それは、彼らがイスラエルのうちで愚かな事をし、隣の妻と不義を行い、わたしが命じたのでない偽りの言葉を、わたしの名によって語ったことによるのである。わたしはそれを知っており、またその証人であると主は言われる』」。
その時、わたしはともしびをもって、 エルサレムを尋ねる。 そして滓の上に凝り固まり、 その心の中で 『主は良いことも、悪いこともしない』と 言う人々をわたしは罰する。
もし人が信心深い者だと自任しながら、舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、その人の信心はむなしいものである。